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| 2008年、森美術館は新たな一歩を踏み出します。
世界有数の金融機関であるUBSの現代アートコレクションを皮切りに、英国現代美術を再考するターナー賞の歩み、日本初の個展となるフランス人女性アーティスト アネット・メサジェ展、近年熱い注目を集めるインドの現代美術展と、4つの魅力的な展覧会を予定しています。
世界の現代美術の動向を垣間見れる今年の森美術館。どうぞお見逃しなく。
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ウォーホル、リキテンスタイン、バスキア、リヒター、グルスキー、荒木経惟、森村泰昌、杉本博司、宮本隆司、畠山直哉・・・・・・。アメリカ、ヨーロッパからアジアまで、世界有数のアーティスト60人による約140作品に囲まれ、見て、感じて、想像するためのワークスペースをつくりました。美術館と企業コレクションの新しいバートナーシップ、アート&ライフの提案です。
スイスに拠点を置く金融機関UBSの現代美術コレクションは、1950年代以降のアメリカ、ヨーロッパの絵画と1990年代以降のヨーロッパを中心とした写真作品を中核に、近年はアジアや中南米の作品にも視野を広げ、よりグローバルな企業コレクションとして拡大しつつあります。本展では1000点以上におよぶコレクションから、「1.ポートレイトから身体へ」、「2.造られた世界」、「3.ランドスケープから宇宙へ」という3つのテーマで作品を選び、それぞれの作品やアーティストのアイディアが世界とどのように繋がっているかを探ります。 |
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ジョナサン・ボロフスキー
《アートは心のためにあるNo.3094248》
1989年
169.6 x 138.1 cm
シルクスクリーン、銀箔 |
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今日の美術界で最も重要な賞の1つがターナー賞です。ロンドンのテート主催のこの賞は、英国若手アーティストの登竜門として1984年以来毎年開催されています(1990年は実施されず)。絵画、彫刻、写真といったメディアに縛られることなく、多様で今日的な表現を取り上げるユニークな賞として知られ、世界中の注目を集めてきました。また、受賞者発表式がテレビ中継されるなど、英国の国民的行事にもなっています。本展はターナー賞受賞者すべての作品を一堂に集める史上初の試みとなります。この栄誉ある賞の変遷を振り返るとともに、ギルバート&ジョージ、トニー・クラッグ、アニッシュ・カプーア、デミアン・ハースト、ヴォルフガング・ティルマンスなどの作品を通じて、英国現代美術の流れを再考します。森美術館であなたが出会うのは大いなる英国の美術世界です。ゆっくりとその歩みをたどってみませんか。
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デミアン・ハースト
《母と子、分断されて》
1993年
208.6 x 332.5 x 109cm (x2)、113.6 x 169 x 62cm (x2)
スチール、ガラス強化プラスチック、ガラス、シリコン、牛、子牛、ホルムアルデヒド溶液
アストルップ・ファーンリ近代美術館、オスロ蔵 |
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2005年、ヴェネツィア・ビエンナーレのフランス館で機械仕掛けの大規模なインスタレーションを発表して大きな話題をさらい、金獅子賞を受賞したアネット・メサジェは、フランスを代表する女性アーティストです。メサジェは、絵、写真、拾い集めたオブジェ、言葉、ぬいぐるみ、刺繍、編み物など、さまざまな素材を用いて、聖と俗、ユーモアと恐怖、愛と悲しみ、表と裏など人間の奥深い、相反する感覚を日常の視点からつむぎだします。彼女の作品は自己をみつめるというメッセージを内包していますが、視覚的にも楽しめる大規模な作品も多く、さまざまな世代にアピールする独特の魅力に富んでいます。本展はパリ、ヘルシンキ、ソウルを巡回する国際展です。本格的にメサジェを紹介する日本初の個展として、森美術館では空間を生かしたスケールの大きな展示をお楽しみいただけます。
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今、インドが熱い注目を集めています。近年のインドの急速な経済発展と、それにともなう社会・文化の変革、そして急速に進む都市化などが人びとの興味の対象となっているからです。特に現代美術の分野では、この数年間にこれまでとは異なった、新しい感覚を持つ若手アーティストが台頭してきています。そこで森美術館では世界に先駆けてインドの現代美術を取り上げ、その魅力を存分に紹介します。
彼らの作品は、絵画や彫刻にとどまらず、大型のインスタレーションや映像、さらにインタラクティブなメディア・アートなど、さまざまな要素で構成され、観る人を驚かせ、魅きつけます。そうした作品からは、長い歴史をもつインドの伝統文化の影響や現代のポップ・カルチャー、そして急速な発展がもたらす矛盾やそれに対する批判など、さまざまな意味が込められています。私たちはインドの現代美術を通して、今日のインド社会の現状をも垣間見ることができるでしょう。
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