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けやき坂が変わる
けやき坂通りの新しい顔
期待のニューショップが続々オープン
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お散歩がぐっと味わい深くなる
街に溶け込むアート作品とファニチャー
けやきの緑と味わうランチ・ヌーヴォー
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雨に消える椅子
水の中にガラス片を入れた時、その輪郭がだんだんと消えていくように、雨の日にはまるでその姿が消えるかのように見える椅子。
吉岡徳仁
2003年/本体:ガラス、椅子脚部:ステンレス鏡面磨き、床:御影石バーナー仕上
椅子:0.75 x 0.98 x 0.99(h) x 0.41(sh)、塊:0.5 x0. 98 x 0.55(h)m、床:1.68 x 5.95m
波紋
都市の「森」に浮かんだ大きな水面であり、その上に広がっていく<波紋>をイメージしたもの。
伊東豊雄
2003年/座:クラッド鋼(削り出し加工)、無方向バフ、セラミック塗装、脚部:コンクリート
0.9 x 3.8 x 0.43(h)m
六本木ヒルズには、パブリックアートやストリートファニチャーと呼ばれる世界的なアーティストによる作品が街中に配されていて、街歩きを楽しくしてくれます。
道のそこかしこにストリートファニチャーが並ぶけやき坂通り。吉岡徳仁『雨に消える椅子』や伊東豊雄『波紋』など、水をモチーフにしたファニチャにも親しみを覚えるシーズンです。
このけやき坂を中心に、付近に散らばる知られざるお散歩アートスポットを巡ってみましょう。くつろぎの景観の裏には、いくつものストーリーが隠されています。いつもの景色をより深く楽しめることでしょう。
緑と子どものための空間 さくら坂のストリートファニチャー
けやき坂通りから細道を入ったレジデンスの前、そこは75本の桜並木が続く、閑静な散策路「六本木さくら坂」。ヒルズガーデニングクラブ※の活動の場でもあり、桜の足元には、クラブの活動により和の植物が植え育てられています。
そこに2007年春に誕生したふたつのアート作品が『Moored Balloon 繋留気球』と『Motocross モトクロス』。気鋭の外国人デザイナーによる作品は、完成から2年を経た今、周囲の環境と調和し、そこで憩う人々の姿を見るに、アート作品に腰掛けているという意識無く、街の景色として溶け込んでいます。
※ヒルズガーデニングクラブ:日本の在来種を中心とした植物を会員の手で植えています。活動の詳細は
こちら
。
完成当時 2007年6月
子どもの遊び場・ロボロボ公園も面しているさくら坂のストリート・ファニチャーをプロデュースしたのは、インテリアデザイナーの内田繁さん。親と子、とくに母と子がリラックスして一息つける環境を演出するため、パトリシア・ウルキオラさんとジョアンナ・グラウンダーさんという、ふたりの外国人女性デザイナーに、作品を作ってもらったそうです。
PATRICIA URQUIOLA パトリシア・ウルキオラ
《Moored Balloon 繋留気球》
2009年6月現在
すっかり緑が繁り、光と風が心地よいお休みスポットに。
「私の故郷のスペインでは日差しがとても強いので、枝を広げた木がその強い日差しから守ってくれて親子がくつろぐ、そんな森のようなパビリオンを造りたいと思いました。」(ヒルズライフ2008年7月号・作家インタビューより) ウルキオラさんの天然の日傘のようなベンチは、2年経った今、地球のような気球のような天蓋のようなその“傘”に、蔓(つる)が巻き付いて、柔らかな光を楽しめる本物の木陰が誕生しています。
グラウンダーさん作の高さの異なるベンチは、道路もカラフルなストライプで、これは「ここは自分たちのテリトリーなんだ」と子どもが意識できるための工夫だとか。つたい歩き、よちよち歩き、子どものいろいろな歩き方にあわせて使えたり、大人が低い椅子に子どもが高い方に座ることで視線の高さが合ったりと、「子どもの成長を喜ぶ気持ちが分かち合えたら」(同ヒルズライフより)という作家の想いがデザイン化されたファニチャーです。
JOHANNA GRAWUNDER ジョアンナ・グラウンダー
《Motocross モトクロス》
◆
作家プロフィール
ジョアンナ・グラウンダー
1961年、サンディエゴ生まれ。85年から2001年までソットサス・アソシアティ勤務、89年より共同経営者に。デザインの活動の他、インテリアや照明のデザインを手がけており、ベニスのサルヴィアティ社、フランスのクリストフ社他有名メーカーとの仕事がある。現在は独立、サンフランシスコとミラノを拠点に活躍する。
パトリシア・ウルキオラ
スペインのオビエド生まれ。マドリッド工科大学からミラノ工科大学建築学部へ移り、アッキーレ・カスティリオーニに師事。93年から96年にスタジオを開いた後、リッゾーニ・アソシアティのマネージャーを務め、カッペリーニ、カッシーナ、カルテルなどと仕事をする。デザインした作品がニューヨーク近代美術館(MoMA)のコレクションに選定されるほか、数々の国際的なデザインアワードも受賞。現在は独立し、ミラノにスタジオを開設。
表情を変える毛利庭園の柔らかな光 プラントオパール
森万里子《プラントオパール》2009年
けやき坂の中腹からアリーナを越えると、毛利庭園。芝生広場には新しいパブリックアートがこの春誕生しました。アーティスト森万里子さんによる『プラントオパール』です。
この不思議な光を湛える作品、気候によって表情を変えているって、知っていますか?
作品のテーマは、「自然との親和関係の再生/自然と人間の融和」。雨、風、気温の変化にインタラクティブに反応し、多彩に発光するガラスの彫刻作品です。作品の近くに設置された雨量計、風速計、温度計から得られたデータをもとに、気温が低いときには青色系に、高いときには赤色系に発光し、雨の強弱に連動すると水玉模様が現れ、風向や風速でグラデーションに変化するなど、ガラス内に内蔵されたLED照明をコンピューター制御することで、作品の表情が繊細に変化するようにプログラムされています。
(森美術館 展示デザイナー 前田尚武)
“プラントオパール”とは、化石となった植物細胞の結晶を指す専門用語で、縄文土器に“プラントオパール”が発見されたことから、新石器時代より米を食していたことがわかったという稲作文化発祥の象徴的な存在です。
「人間が自然の一部に過ぎないという古代の認識」をもう一度見つめなおし、なおかつ、ここ数年で飛躍的に進歩した技術を駆使してつくられた未来の象徴のようなこの作品を通して、「自然のリズムやエネルギーを身近に感じ、自然から与えてもらっている恩恵や愛を再認識」(作家談)したいですね。
緑と水に囲まれた庭園のお散歩を より滋味深いものにしてくれる作品です。
玄関口の新名所 ローズガーデン
ちょっと足を伸ばして六本木ヒルズの玄関口66プラザまで歩いてみると、この春に「ローズガーデン」としてリニューアルした、イザ・ゲンツケン『薔薇』の足元に広がる広場があります。パブリックアートの薔薇を中心に、一年中 色とりどりの花と香りを楽しみながら休憩できるスペースに生まれ変わっています。
リニューアル当初から、ガーデン内のガゼボに入り記念撮影をする人々でにぎわっています。ウッドデッキテラスのベンチに腰掛けて味わう景色と花の香りは、最高のリラックスソースです。
ここには実に25種類以上もの品種のバラが植栽されています。お気に入りのバラを見つけに、時々足を運んではいかがでしょう。
ローズガーデンに咲くバラの品種
(左から)ラベンダードリーム、アイスバーグ、ほのか、セバスチャンクナイプ
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