Brioni
イタリアのエレガンスと
日本の和が溶け込む店内
- 秋の香りが立つけやき坂通りに、新たにローマの風が流れ始めました。辿る先には、2025年9月にオープンしたばかりのブリオーニの新店舗。イタリア・ローマで誕生した世界最高峰のテーラリングブランドならではの優雅な佇まいで、柔らかな光を放ち、街ゆく人が心惹かれる外観となっています。大きなウィンドウの内側から溢れる温もりに誘われて中に入ると、そこに流れるのはイタリアのエレガンスと日本の和が溶け込む上品で贅沢な時間。店内では、暖かみのある木材やイタリア産の大理石、1950~70年代のイタリアンヴィンテージ家具をはじめとする選び抜かれたイタリア製のインテリアたちが迎えてくれます。また、日本人アーティスト・花房壽夫氏によって手がけられた一枚板の木のテーブルは、素材と造形の美しさを通じて静寂な和のムードを表現。“第二の我が家” (Home away from Home)をテーマにしているこの店舗は、より温かさとプライベート感を感じられるような空間に。洗練された国際性と感度の高いカルチャーが共存し、国内外から多くの人が訪れる六本木という地に、新たなストーリーを生み出そうとしています。
- 店内に入り、まず目に飛び込んでくるサスペンションランプは、1960年にイタリアの名門照明ブランド「Flos」のために、カスティリオーニ兄弟がデザインしたもの。たんぽぽの綿毛を思わせる繊細で美しいフォルムから柔らかな光が注がれます。1階にはブリオーニが提案するライフスタイルの入り口としてレジャーウェアやレザーグッズがゲストを出迎えます。また奥の扉の先から顔を覗かせるのは、ウィメンズコレクション「La Donna」。そして日の光を優しく取り込む木造の階段に導かれ2階へ上がると、ネクタイやレザーバッグをはじめとするフォーマルウェアやパーソナルな時間を楽しめるビスポークサロンが。洗練された紳士のための空間が広がっています。1階では侘び寂びを感じさせる静寂な日本の庭園を表現したグリーンの絨毯、2階では東京タワーの上から見下ろしたような構図で都市の躍動感をブルーで表現した絨毯がゲストを迎え、優雅で洗練された空気を演出。イタリアのMITA(Manifattura Italiana Tappeti Artistici)のテキスタイルから特別に製作されたこの2枚の絨毯は、東京の建築と色彩をインスピレーションとして厳選されており、それぞれのフロアの世界観を作り出す大きな象徴となっています。
- 1階は奥の部屋の扉を閉じることで、内側がまるで茶室のようにプライベートな空間となり、備え付けのティーバーでは中田英寿氏監修による日本茶HANAAHU TEAを飲食店以外で唯一味わえます。2階では、ウイスキーを嗜みながらビスポークの特別なオーダーを。他店とは一線を画した贅沢な空間を堪能できます。
- 今年で創立80周年を迎えたブリオーニ。世界最高峰のテーラリングブランドとして歴史を重ねてきたからこそ生み出すことができるアイテムが揃います。寒さが深まるこの時期に、上品な大人の方達に手に取っていただきたい逸品をご紹介。