Interview
冬のアーバンスタイルは
“色で遊ぶ”ことから
- ブランドごとに「冬のアーバンスタイル」を提案いただきましたが、スタイリングする上でどんなことを意識されましたか?
- 三田 真一(以下M):全体的に“色で遊ぶ”ことを意識しました。差し色で遊ぶのか、柄で遊ぶのか。チェックなら、違うチェックを重ねてみるとか。どうしても冬はモノトーンに寄りがちなので、あえてそこを避けるやり方を試したかったんです。特にメンズは、暗くなりやすい。スーツも一着買うとなると、グリーンやボルドーのような印象的な色って、挑戦が難しいと思うんですけど、一度試着してみたり、着て写真を撮ってみたりすると、その良さがすごくわかる。そういう“色の面白さ”が伝わるといいなと思ってスタイリングしました。
- 大人の男性が都会的な冬スタイルを楽しむ上で、必要だと思うポイントはどこでしょう?
- M : 最近は、ジャケットやスーツスタイルで過ごす人は以前より減ってきている印象がありますが、今の時代に合わせた“型”にアップデートされているものが多いんです。セットアップも、“スーツだから”と構えず、カジュアルに着たほうが、僕は楽しいと思います。シャツにニットを合わせてジャケットを羽織る、薄手のコートを一枚重ねる、といった着方であれば、今の空気にフィットしやすい。インナーをある程度きっちりさせて、その上からコートを羽織る。ボトムはスラックスベースにするとスタイリングはまとまりやすいですし、そこに色も入れてあげると、さらにいいバランスの冬スタイルになると思います。
- 冬ならではのスタイルで、どんな場所を訪れたいですか?
- M : 冬でも、ちゃんといろいろ着て街を歩くのがいいなと思っています。着込めば着込むほど、どうしても外に出なくなりがちですが、職業柄リサーチで長い距離を歩くので、足元はスニーカーになることも多いですね。高円寺に行ってみたり、ふだん通らない道にあえて入ってみたり。奥まで古着屋がつながっていたり、気づかなかったお店を見つけたり。ネットが進化しすぎた分、あまり考えすぎずにふらふら歩いて見つける、というのがいいなと思います。冬の街を、自分のスタイルで歩いてみてほしいですね。








































































































































