6月も半ばとなり、夏の足音もすぐそこまで。
開放的な気分にふさわしいリゾートスタイル
の季節がやってきます。リゾートのファッシ
ョンといえばやっぱり“柄”。着る者の心を、
体を解き放つ個性的で華やかなアイテムは、
大人の夏の休暇を豊かに彩ってくれることで
しょう。六本木ヒルズに集う大人に向けた本
物を知るファッションクリエイターへのイン
タビュー企画第25回。

6月も半ばとなり、夏の足音もすぐそこまで。開放的な気分にふさわしいリゾートス
タイルの季節がやってきます。リゾートのファッションといえばやっぱり“柄”。着る
者の心を、体を解き放つ個性的で華やかなアイテムは、大人の夏の休暇を豊かに彩っ
てくれることでしょう。六本木ヒルズに集う大人に向けた本物を知るファッションク
リエイターへのインタビュー企画第25回。

今回はスタイリストの熊谷隆志さんに、柄を
主役にした“大人のリゾート
スタイル”を提案
してもらいました。涼しげで心地よい、品格
と風格ある
ラフな装いで、流れる夏の風と共
にリゾートへと続く扉を開いてみては
いかが
でしょうか。

Beauti-Full Things TAKASHI KUMAGAI

Beauti-Full Things TAKASHI KUMAGAI

ラテンな民族的柄シャツは
ヨーロッパ的モダンムードで

「ラテンな空気感にあふれた民族的な柄シャツは、クラシックなホワイト×ブラックのカラーリングとも相まって、避暑地のクリスチャンのような雰囲気もありますね。こうした個性的なアイテムはどうしても艶っぽい印象になりがちなので、色味を抑えたグレーのパンツとブラックのレザーサンダルを合わせて、ヨーロッパ的なモダンなムードを作るように心がけました。程よいリラックス感を演出するゆとりあるシルエットもポイント。シンプルだけど存在感ある、上品な大人のリゾートスタイルです。」

  • Shirt ¥36,300 [m’s braque]
  • Pants ¥25,300 [ESTNATION]
  • Sandals ¥49,500 [HENDER SCHEME]

ESTNATION

  • Shirt ¥36,300 [m’s braque]
  • Pants ¥25,300 [ESTNATION]
  • Sandals ¥49,500 [HENDER SCHEME]

ラテンな民族的柄シャツは
ヨーロッパ的モダンムードで

「ラテンな空気感にあふれた民族的な柄シャツは、クラシックなホワイト×ブラックのカラーリングとも相まって、避暑地のクリスチャンのような雰囲気もありますね。こうした個性的なアイテムはどうしても艶っぽい印象になりがちなので、色味を抑えたグレーのパンツとブラックのレザーサンダルを合わせて、ヨーロッパ的なモダンなムードを作るように心がけました。程よいリラックス感を演出するゆとりあるシルエットもポイント。シンプルだけど存在感ある、上品な大人のリゾートスタイルです。」

こんなドレスをサラッと着て
ディナーに行ったら素敵ですね

「大きめのドット柄のワンピースが主役のコーディネート。華やかな雰囲気あるパフスリーブとフリルがいいですね。この格好のまま車を運転して、リゾート地に向かい、目的地に着いたらパンプスをドアからポンと下ろして出てくるような、お洒落でかっこいい女性をイメージしてスタイリングしました。こんなドレスをサラッと着て、アフタヌーンティーやディナーにいく場面を想像すると素敵ですね。しなやかで美しいクラシックかつモダンな着こなしは、今の時代のムードにもとてもマッチしていると思います。」

  • One-piece Dress ¥63,800
  • [RIXO LONDON]

ESTNATION

  • One-piece Dress ¥63,800
  • [RIXO LONDON]

こんなドレスをサラッと着て
ディナーに行ったら素敵ですね

「大きめのドット柄のワンピースが主役のコーディネート。華やかな雰囲気あるパフスリーブとフリルがいいですね。この格好のまま車を運転して、リゾート地に向かい、目的地に着いたらパンプスをドアからポンと下ろして出てくるような、お洒落でかっこいい女性をイメージしてスタイリングしました。こんなドレスをサラッと着て、アフタヌーンティーやディナーにいく場面を想像すると素敵ですね。しなやかで美しいクラシックかつモダンな着こなしは、今の時代のムードにもとてもマッチしていると思います。」

パジャマシャツならではの
リラックスした雰囲気がいい

「世界地図が全面に描かれた総柄のシャツは、“セントマイケル”とタトゥーアーティストの“ドクター・ウー”のコラボレーションによるもの。繊細なドクター・ウーのアートは以前からずっと好きなんです。パジャマシャツならではのリラックスした雰囲気もいいですよね。旅先での上質な部屋着として、活躍してくれそうです。ボトムスにはビビッドなグリーンのボクシングショーツを合わせましたが、意外に大人っぽく、品良くまとめられたかな。国内外の尖ったブランドを多くセレクトしている“アールアンドコー”らしいスタイリングになったと思います。」

  • Shirt ¥52,800
  • Shorts ¥55,000 [©︎SAINT Mxxxxxx]
  • Sandals ¥28,050 [AMI DE COEUR]

R&Co. / Starman by R&Co.

  • Shirt ¥52,800
  • Shorts ¥55,000 [©︎SAINT Mxxxxxx]
  • Sandals ¥28,050 [AMI DE COEUR]

パジャマシャツならではの
リラックスした雰囲気がいい

「世界地図が全面に描かれた総柄のシャツは、“セントマイケル”とタトゥーアーティストの“ドクター・ウー”のコラボレーションによるもの。繊細なドクター・ウーのアートは以前からずっと好きなんです。パジャマシャツならではのリラックスした雰囲気もいいですよね。旅先での上質な部屋着として、活躍してくれそうです。ボトムスにはビビッドなグリーンのボクシングショーツを合わせましたが、意外に大人っぽく、品良くまとめられたかな。国内外の尖ったブランドを多くセレクトしている“アールアンドコー”らしいスタイリングになったと思います。」

メンズのピンクスタイルって
すごく好きなんです

「メンズのピンクスタイルってすごく好きなので、ピンクのスタイリングは昔から得意。個人的にもずっと着続けています。色気を上品に表現できる感じがいいんですよね。これは“ピーティー トリノ”の総柄のパームツリーのシャツを主役にした夏のリゾートスタイル。全身をペールトーンのピンクでまとめ、エレガントな雰囲気ある大人の着こなしに仕上げました。肩にかけたカーディガンもポイントです。ピンクって一見派手に見えて難しそうな印象がありますが、意外と取り入れやすく、着るだけで華やかになるのでぜひチャレンジしてみてほしいです。」

  • Shirt ¥41,800
  • Pants ¥49,500 [PT TORINO]
  • Cardigan ¥39,600 [DESIGNWORKS]
  • Shoes ¥38,500 [PELLICO]

DESIGNWORKS deuxcotes

  • Shirt ¥41,800
  • Pants ¥49,500 [PT TORINO]
  • Cardigan ¥39,600 [DESIGNWORKS]
  • Shoes ¥38,500 [PELLICO]

メンズのピンクスタイルって
すごく好きなんです

「メンズのピンクスタイルってすごく好きなので、ピンクのスタイリングは昔から得意。個人的にもずっと着続けています。色気を上品に表現できる感じがいいんですよね。これは“ピーティー トリノ”の総柄のパームツリーのシャツを主役にした夏のリゾートスタイル。全身をペールトーンのピンクでまとめ、エレガントな雰囲気ある大人の着こなしに仕上げました。肩にかけたカーディガンもポイントです。ピンクって一見派手に見えて難しそうな印象がありますが、意外と取り入れやすく、着るだけで華やかになるのでぜひチャレンジしてみてほしいです。」

ゼブラ柄はモノトーンでまとめ
大人の女性を表現しました

「ブラック×ホワイトのゼブラ柄のロングスカートをメインにした着こなし。遊び心あるアニマル柄は、気取らないお洒落にぴったりだと思います。パフスリーブが特徴の黒のトップスで、フェミニンな印象に。さらに休日のムードが出せるカチューシャも同じゼブラ柄のものを選び、黒いトップスを挟んで、バランスよくまとめました。モノトーンでスタイリングすることによって、大人の女性らしさが表現できたんじゃないかな。リラックスした雰囲気もあるけど、上品さもある。すごく都会的で素敵なリゾートコーディネートに仕上がったと思います。」

  • Knit ¥38,500
  • Skirt ¥56,100 [DESIGNWORKS]
  • Head Accessory ¥10,450
  • [TRESSE EXCLUSIVE]
  • Sandals ¥130,900 [SERGIO ROSSI]

DESIGNWORKS deuxcotes

  • Knit ¥38,500
  • Skirt ¥56,100 [DESIGNWORKS]
  • Head Accessory ¥10,450
  • [TRESSE EXCLUSIVE]
  • Sandals ¥130,900 [SERGIO ROSSI]

ゼブラ柄はモノトーンでまとめ
大人の女性を表現しました

「ブラック×ホワイトのゼブラ柄のロングスカートをメインにした着こなし。遊び心あるアニマル柄は、気取らないお洒落にぴったりだと思います。パフスリーブが特徴の黒のトップスで、フェミニンな印象に。さらに休日のムードが出せるカチューシャも同じゼブラ柄のものを選び、黒いトップスを挟んで、バランスよくまとめました。モノトーンでスタイリングすることによって、大人の女性らしさが表現できたんじゃないかな。リラックスした雰囲気もあるけど、上品さもある。すごく都会的で素敵なリゾートコーディネートに仕上がったと思います。」

落ち着いた色味でまとめた
“リゾートアーバンシック”です

「インパクトのある大判のりんご柄が面白いですね。帽子も含めてあえて、落ち着いた色味でまとめた“リゾートアーバンシック”なコーディネートです。パンツの形がとても綺麗ですよね。イージーパンツだけど、センタープレスされていて品がいい。最近はワイドパンツのブームも少し落ち着いてきて、ボトムスはこんなシルエットがトレンドだと思うんです。ビジネスとカジュアルも一体化してきていると感じるので、リゾートはもちろんクールビズでもこのくらいの服を着てもいいんじゃないかな、と個人的には思っています。」

  • Shirt ¥33,000
  • Pants ¥30,800
  • [N.HOOLYWOOD COMPILE]
  • Hat ¥14.300
  • [N.HOOLYWOOD COMPILE×’47 HAT]
  • Shoes ¥30,800
  • [N.HOOLYWOOD TPES x CONVERSE ADDICT]

N.HOOLYWOOD

  • Shirt ¥33,000
  • Pants ¥30,800
  • [N.HOOLYWOOD COMPILE]
  • Hat ¥14.300
  • [N.HOOLYWOOD COMPILE×’47 HAT]
  • Shoes ¥30,800
  • [N.HOOLYWOOD TPES x CONVERSE ADDICT]

落ち着いた色味でまとめた
“リゾートアーバンシック”です

「インパクトのある大判のりんご柄が面白いですね。帽子も含めてあえて、落ち着いた色味でまとめた“リゾートアーバンシック”なコーディネートです。パンツの形がとても綺麗ですよね。イージーパンツだけど、センタープレスされていて品がいい。最近はワイドパンツのブームも少し落ち着いてきて、ボトムスはこんなシルエットがトレンドだと思うんです。ビジネスとカジュアルも一体化してきていると感じるので、リゾートはもちろんクールビズでもこのくらいの服を着てもいいんじゃないかな、と個人的には思っています。」

品のいいストライプシャツは
出して着てもモダンになります

「個人的に長袖と短パンの組み合わせが好きなんですよね。主役はストライプシャツ。こんなクリーンなシャツって大人のファッションの定番だと思いますが、ロゴがここまで大きくプリントされたものってなかなかないので、遊びが効いていていいなと思ったんです。普段僕はゴルフをしているので、シャツインして着ることが多いんですが、これはビッグサイズなのでシャツアウトして着るのがおすすめ。品のいいアイテムなのでシャツを出して着ても、モダンになるんです。より大人なムードを表現するために選んだ足元のレザーシューズもポイントです。」

  • Shirt ¥27,500
  • Shorts ¥26,400 [uniform experiment]
  • Shoes ¥47,300 [SOPHNET.]

SOPH.

  • Shirt ¥27,500
  • Shorts ¥26,400 [uniform experiment]
  • Shoes ¥47,300 [SOPHNET.]

品のいいストライプシャツは
出して着てもモダンになります

「個人的に長袖と短パンの組み合わせが好きなんですよね。主役はストライプシャツ。こんなクリーンなシャツって大人のファッションの定番だと思いますが、ロゴがここまで大きくプリントされたものってなかなかないので、遊びが効いていていいなと思ったんです。普段僕はゴルフをしているので、シャツインして着ることが多いんですが、これはビッグサイズなのでシャツアウトして着るのがおすすめ。品のいいアイテムなのでシャツを出して着ても、モダンになるんです。より大人なムードを表現するために選んだ足元のレザーシューズもポイントです。」

Interview

これまでの人生で、
全部の柄を着た気がします

リゾート感ある大人の柄の着こなしを提案していただきました。大人が柄のウエアを着こなす上でのポイントを教えてください
熊谷 隆志(以下Kやっぱり少し暑苦しくなりがちなので、柄 on 柄はできるだけ避けることですね。“トップスが柄ならボトムスはシンプルに、ボトムスが柄ならトップスはシンプルに”というのがセオリーです。若く見えがちな柄もシンプルなアイテムを合わせれば、大人の雰囲気を出せると思います。上質なアクセサリーを1つつけるだけでも凄く変わりますよ。もちろんお洒落に自信がある人は、柄と柄をぶつけるのもありだと思います。
熊谷さんはよく柄のウエアを着られている印象がありますが、どんな柄が特に好みですか?
K : 今は基本的にアロハが好きなので、柄にこだわらず色んなアロハを沢山持ってます。僕のファッションの入り口はトラッドだったので、柄といえばロンドンストライプや、ギンガムチェック、マドラスチェック、タータンチェックだったんですが、年を重ね、それがドットになり、アロハになり…。これまでの人生で全部の柄を着た気がしますね。
今季注目の柄はありますか?
K : 去年は草間彌生さんの影響もあって、ドット柄が注目されていたと思うんですが、今年は個人的には自身の原点であるマドラスチェックが気になっています。

ゴルフを始めたことによって、
さらに身近になったかな

六本木ヒルズにはよく来られますか?
K : よく来ますよ。昔テスラに乗っていた時は、充電もさせてもらっていました。今は湘南と東京の2拠点で生活しているのですが、東京のベースがタクシーで程よい距離にあるので、打ち合わせや買い物で来ています。ゴルフをきっかけに出会った新しい友人たちが六本木ヒルズにいることが多いので、さらによく来るようになりました。ゴルフを始めたことによって、さらに身近になったかな。
六本木ヒルズのイメージを教えてください
K : 世の中がコロナで少しどんよりしていたかもしれないけど、やっとオープンになりましたよね。以前もそうですが、六本木ヒルズには外国人のお客さんもたくさん来ている光景を見ると、やっぱり東京のハブ、中心なんだなと思います。
六本木ヒルズに行ったら何をしますか?
K : 友人のプレゼントを買いにエストネーションにはよく来ますね。ルームフレグランスやお香などを買うことが多いです。あとは映画を観に映画館にもよく来ます。食事はほとんどのレストランに行きましたが、特にフレンチキッチンで食事を楽しむことが多いです。大人の打ち合わせの場として素敵なんですよね。
  • 表示されている価格は全て税込です。
  • 掲載情報は2023616日現在の情報となり、
    内容は予告なく変更になる場合がございます。

熊谷 隆志

1994年よりスタイリストとして活動を開始。WINDANDSEAをはじめ、自身が手がけるブランドも人気を集め続けている。また、フォトグラファー、クリエイティブディレクターとしても活動。サーフィン、ゴルフ、植物など、遊びを楽しむそのライフスタイルも支持されている。