Interview

働き方を変えた今、オフには
着心地の良い服を選ぶように

オンとオフという2つのテーマで着こなしを提案していただきました。アナウンサー、モデル、母など様々な顔で活躍される笹川さんですが、働く時と休日ではファッションは変わりますか？

笹川友里（以下S）：そうですね。TBSのアナウンサーをしていた時は、ゲストをお迎えすることも多かったので、どんな方がいらっしゃても邪魔にならない、それでいて地味すぎず、ちょっと素敵だなと思ってもらえるお洋服を着ることを心がけていました。急なロケにも対応できるように私服もきっちりさせていたんですが、働き方を変えた今では、オフは本当に自分の気持ちがしっかりとリラックスする、着心地の良い服を選ぶようになりました。逆に仕事モードで行くときはトレンド感を入れながらもこれまで以上にピシッと見える服を着るようになりましたね。

基本的にどんなスタイルが好きですか？笹川さんが洋服を選ぶときのポイントを教えてください

S : 元々甘いフェミニンなテイストのものが好きだったので、ワンピースなどを着ることが多かったのですが、子供が産まれてからは毎日パンツに切り替わりました。そしてシンプルでいて、長年飽きない質の良いものを取り入れるようになりました。その方が気に入ったアイテムとさよならするストレスも減りますからね。着こなしを考える時は着膨れしちゃったりしてもったいないと思うことがあるので、ボリュームあるボトムスを穿いたときはトップスはタイトにする、などバランスを大事にするようにしています。

この春はどんなファッションに注目をしていますか？

S : 先日ファッション誌の仕事をしたとき、久しぶりに白いコットンのスカートを穿いたんです。この2～3年は黒いスラックスをメインアイテムにしていたので、白いスカートなんて本当に久しぶりに穿いたんですけど、コロナも落ち着いてきたこともあって、今年はそんな春らしい軽やかなアイテムを楽しみたいな、と思いました。キラキラしたアクセサリーや明るいカラーのアイテムに期待感もあります。シンプルの中に華やかなものを取り入れたら楽しいな、と思います。時代のムードとしてもそういうものがありますよね。

20年間ずっと変わらない
不変の価値がある場所ですね

そんな華やかなアイテムが多数並ぶ六本木ヒルズですが、普段から行かれますか？

S : 非常に良く来ています。よく行くお店はエストネーションとユナイテッドアローズですね。エストネーションは、行くと新しいブランドが発見できるので常にチェックしています。ユナイテッドアローズは、六本木ヒルズ店の独自のセレクトが本当に好きなんです。よくお買い物をしています。この2つのお店は映画を観に六本木ヒルズにきた時は必ず立ち寄っていますね。

六本木ヒルズでの思い出はありますか？

S : 初めて来たのは大学3年生の頃だったかな。テレビ朝日の入社試験も受けていましたし、テレビ朝日の“アスク”というアナウンススクールが六本木ヒルズの隣にあったこともあって、“大人の街だな”と思いながら遊びに来ていましたね。ESを書くため、六本木 蔦屋書店のスターバックスコーヒーによく来ていました。TBSのアナウンサーになっても勤め先の赤坂から近いこともあって良く来ていましたね。あと、大学生の時から映画がすごく好きで、友達が六本木ヒルズの映画館でアルバイトをしていたということもあって、映画館にも本当によく来ていました。社会人になってからも、週に1回15分間一人喋りで映画を紹介するというラジオコーナーを担当していたので、週1で来ていましたよ。仕事用に映画を見るときでも、オフの時でも、自分へのご褒美にキャラメルと塩のポップコーンのLサイズのハーフにコカ・コーラゼロという1000円のセットを頼むのが、六本木ヒルズで映画を見るときの今も続くマイルールです（笑）。

笹川さんにとって六本木ヒルズの魅力とはどんな部分でしょうか？

S : 六本木ヒルズの魅力は外から見た時に実はあるんじゃないか、と感じているんです。少し離れたところから見た六本木ヒルズって筋骨隆々としていてすごくかっこいいんですよね。東京タワーと一緒で、どこにいても六本木ヒルズだと絶対にわかるどっしりとした見た目が美しくてすごく好きなんです。特に青山通りから見る六本木ヒルズはすごいかっこいい。姉が建築士なので、そうした話を姉妹でしています。20年間ずっと変わらない場所なので、いろいろな思い出があります。東京に住まれている方は特にそうなんじゃないかな。不変の価値がある場所ですね。